学校だより 平成28年度 6月

考え、議論する道徳授業を目指して…


大島南央小学校校長 福田 洋一

 

 平成27年3月、学校で教える学習内容や各教科の目標などを示した国の基準である「学習指導要領」の一部を改正する告示が公示されました。今回の改正では、英語教育の充実や児童の主体的な学びを重視したアクティブ・ラーニングの導入などが話題となっています。また、いじめの問題を背景に、道徳についても見直しが行われ、「特別の教科」という位置付けとなりました。

学校だより 「特別の教科」といっても、担任による週1回の道徳の授業を要として、学校の教育活動全体を通して行うことは従来と変わりません。では、何が変わるのでしょうか? それは、「答えありき」の通り一遍の道徳授業から、「考え、議論する」道徳授業への転換です。例えば「いじめ」をテーマとした授業で考えてみましょう。「いじめはいけない」ということは道徳で学ぶまでもなく、当たり前のことです。大切なのは、「いじめはなぜいけないのか」「いじめがなかなかなくならいのはどうしてか」といったことにも考えを巡らせ、いじめの本質に少しでも迫ること、そして、「いじめのない学級(学校)にするために自分ができることは何か」について考え、意見を交換し合うことを通して、いじめを他人事ではなく、自分のこととして捉えられるようにすることです。

 私が担任だった頃、「道徳の授業で学んだことがすぐに行動として表れることを期待してはいけない。道徳は漢方薬のようなもの。」とよく言われました。しかし、教える以上は児童のよき変容が、毎日の生活の中で、具体的な行動として表れてほしいと思うのは当然のことです。もちろん、学校の指導だけでは道徳的実践力は育まれません。家庭や地域が学校と同じスタンスで、子供たちに声をかけ、見守っていくことが重要です。

  そこで、本校では、6月のふれあい月間に合わせ、「道徳授業地区公開講座」を以下及び別紙の通り実施いたします。「考え、議論する」道徳授業の実際を、そして、真剣に考え、話し合い、主体的に授業に臨む子供たちの様子をご覧いただく、ご案内申し上げます。また、意見交換会にもぜひご参加いただき、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。

 

【道徳授業地区公開講座のご案内】

1 期 日   平成28年6月9日(木)

2 内 容   ◯全学級公開授業(各教室) 13:20~14:05
       *オリンピック・パラリンピックに関する授業を行います。
        ◯意見交換会(2階会議室) 14:20~15:30
3 その他  授業内容等の詳細については、別紙をご参照ください。 

更新日:2017年07月26日 18:04:27