学校だより 平成28年度 12月
真剣に取り組んだからこそ…
大島南央小学校校長 福田 洋一
この1ヶ月間、学校はまさに学芸会一色でした。休み時間にも台本を手に練習する姿や、友達と協力して背景を描いたり、小道具を作ったりする姿が校内のあちらこちらで見られました。また、学校中に響き渡る各学年の歌声に、仕事の手を休め、聴き入ってしまうこともあったほどです。
そして迎えた本番当日。華やかな衣装に身を包み、役になりきり、堂々と演じる子供たちの姿は自信に満ち溢れていました。演技を終え、晴れやかな表情でエンディングの舞台に立つ子供たちの姿に、学芸会にかける熱い思いが窺え、目頭が熱くなりました。大きな感動を与えてくれた子供たちに、心から拍手を送りたいと思います。
先月の学校便りでも触れたとおり、学芸会は子供たちを大きく成長させる学校行事の一つです。確かに子供たちは「一つのことに夢中になって取り組むことの大切さ」「みんなの気持ちを一つにして成し遂げることの心地よさ」「苦手なことにも挑戦する姿勢」「やればできるという自信」など、学芸会に向けた取組を通して多くを学び取り、学年集団としても大きく成長しました。
子供たちは真剣でした。本気を出していました。「いい劇を作ろう」「学芸会を成功させよう」と一生懸命でした。その直向(ひたむ)きさが多くの人の心を揺さぶるとともに、子供たちの成長の原動力になったのです。
本気を出せば、真剣に取り組めば、結果は自ずと付いてくる…。学芸会での貴重な経験を今後に活かし、子供たちがさらに大きく、たくましく成長することを期待したいと思います。
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更新日:2017年07月24日 15:17:53